プロフィール

木下長志(きのしたながし)

木下長志|写真

飯田(ふるさと)あっての栄光

1925年、竜丘村駄科地区に生まれる。

早稲田大学高等工学校機械科入学。早稲田大学中退後、飯田の多摩川精機株式会社に入社。
その後漁網を織る職種に転じ天竜漁網を設立したが、アメリカの統制撤廃にはじまる自由販売時代に入り経営が困難になる。

1953年上京、1954年3月に解体屋を開業。そんな折、東北地方から中学生が続々と就職のために上京するの見て、「いずれ彼らも住宅を持つ時代がくる」と考え、木下製作所に不動産部門を立ち上げる。

1963年建売住宅団地の設立を目指し、木下工務店設立。
「人間の一生の仕事として、こんな価値のある、生き甲斐を感じる事業はない」
と自らの誕生日の昭和38年3月23日を設立日とした。
その後設立三期には、売上5億円、経常利益1億円を計上し業界でも突出した成功例と羨望された。

1978年6月秋葉原から西新宿へ本丸を移し、埼玉県栗橋に建売住宅から注文住宅へと軸足をシフトするため、日本一のプレカット工場を建設。

その後2007年に54年ぶりの里帰りとなり、ここ飯田の発展のために人生をささげる日々が続く。

公職としては、社団法人日本住宅建設産業協会 理事長、日本住宅分譲厚生年金基金理事長、全国木造住宅プレカット協会 前会長を経た。

■ 主な公職と経歴
  • 信州飯田ふるさと連合会設立 初代会長
  • 社団法人 日本住宅建設産業協会設立 初代理事長
  • 全国の中堅住宅建設業者600社をまとめ設立
  • 全国住宅分譲厚生年金基金 前理事長 現在相談役
  • 社団法人 全国木造住宅機械プレカット協会 前会長
  • いえづくり合理化推進協議会(現木造住宅合理化システム普及協会) 前会長

  • 株式会社木下工務店 前社長
  • 木下工業株式会社 代表取締役会長
  • 株式会社木下ホームズ(東京) 代表取締役社長
  • 株式会社オンレイ 取締役会長
  • キノシタ開発株式会社 代表取締役会長

  • 平成十二年 勲三等 瑞宝章 受賞
  • 木下長志よりメッセージ

    「ふるさと」飯田を元気にしたい。

    これが私の強い、強い思いであります。私は東京で55年間、木下工務店で一戸建住宅を41,000棟余、建築してきました。
    そして、かねてからの念願でありました飯田の生家跡に、私なりの住まいを建てて、帰って来たところであります。
    そして、この地域の水の美味しいこと、空気のきれいなこと、眺めの素晴らしいこと等、今改めて感じているところであります。

    そこで、商売抜きにして飯田地域に住んでいる人達に、また都会にいた人達にも、ここに来てこの家に住んで良かったと思われるような家を建てたい。
    これが住まい造り一筋に生きてきた私として、自信ある仕事であり生き甲斐でもあります。これが私を育ててくれた、この地域への恩返しの一つかなとも思っております。これがまた木下工業住宅部門の原点でもあります。 ここに改めて、お客様のご満足の出来る、お住まいをお造りすることを御約束して私の挨拶とします。